【Slack】グループメンションとカスタムメンションの違いについて

ビジネスでもコミュニケーションツールとして使用されるSlackですが、今回はSlackの機能であるグループメンションカスタムメンションについて紹介いたします。

グループメンション

メンション自体に特定の人を含めるメンション方法

グループメンションとは、例えば、@team1というメンションを使うと、そのメンションに含まれている人にメンションを飛ばすことができるという機能です。

カスタムメンション

特定の文字列が投稿されたら、特定の文字列を返す方法

カスタムメンションとは、特定の文字列(@team1)をチャンネルに投稿にすると、SlackBotというBotが文字列を検知し、設定された文字列を返すというものです。

グループメンションとカスタムメンションの使い分け

結局どちらがいいのか。

個人的には、参加しているユーザーがゲストではないのであれば、グループメンションの方が管理しやすく、ユーザー目線だと扱いやすいです。
(おそらく皆さんに馴染みがあるのが、X(Twitter)なため)
カスタムメンションのメリットは権限にかかわらず編集でき、メンションを含めることが出来る点です。
また定型作業を別チームに依頼した際に、グループメンションだと誰が対応しているのか、誰がやるのか不明になり依頼作業が遅延してしまう。ということもあると思います。
(※もちろんプロジェクトでリアクションをする等のルールがあり、漏れを無くすというやり方もあると思います。)
その際に便利なのがカスタムメンションだったりします。
カスタムメンションでは、くじ引きのような機能もあります。
具体的には特定の文字列「担当者くじ引き」という文字列が投稿されたら、事前に登録してある文字列の中からランダムで1つ返す。というものです。
そうすれば、その人にメンションが飛ぶのでメンションされた人が担当者になりますよね。
と言ったようにグループメンション、カスタムメンションどっちがいいというのはありません
そのため、自分のプロジェクトに適しているのはどちらのメンションなのか判断して使用することをお勧めします。

例:グループメンション、カスタムメンションを使用するケース

①Slackを使用するユーザーの権限を分けたい
グループメンション→一次請け企業
カスタムメンション→二次請け企業、三次請け企業

②Slackを使用するユーザーの権限を分けなくてもよい
グループメンション→一次請け企業、二次請け企業、三次請け企業

③Slackを使用するユーザーの権限を分けたいが、運用としては統一したい
カスタムメンション→一次請け企業、二次請け企業、三次請け企業

グループメンションとカスタムメンションを比較したメリット、デメリット

  • グループメンション
    • メリット
      ①グループメンションと投稿が1つの投稿で済む
      ②カスタムメンションに比べてユーザーの追加、削除が容易
    • デメリット
      ①ゲストだとグループメンションに追加できない場合があり、追加したい人全員をメンションに含められない場合がある。
      ②権限の制限があるため、特定の人しか編集できない。
      ③メンションの変更に時間がかかる場合がある。
  • カスタムメンション
    • メリット
      ①ゲストユーザーにかかわらず全員をメンションに入れることが可能
      ②権限の制限がないため、誰でも編集、追加ができる。
      ③作業の平準化が可能
      ④メンションに含まれた特定のユーザーのみにメンションを送ることが可能
    • デメリット
      ①メンション先が増えると、編集が大変
      ②一度の投稿に複数のカスタムメンションを含めることはできない。
      (優先度は最後に記述されたカスタムメンション)
      一度に複数カスタムメンションを行いたい場合、スレッドでカスタムメンションのみ投稿する等、手間がかかる。
      ③投稿が流れやすくなる。
      カスタムメンションを投稿すると、その文字列に反応してSlackBotが特定の文字列を返すため、1つの投稿につき、2つの投稿が表示されてしまう。

以上となります。業務でSlackを使用する際に参考になると幸いです。

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